今日は個人の成長について書きたいと思います。
その前に改めて、【成長】とはどのような意味を持つのか、辞典で調べてみました。
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【成長】
[名](スル)
1 人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。
「子供が成長する」「ひなが成長する」「経験が人を成長させる」
2 物事の規模が大きくなること。拡大。
「事業が成長する」「経済の高度成長」
~デジタル大辞泉~
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【成長】growth
生物が卵から成体へと刻々と変化している間に、大きさ、重量を増していく現象。
もちろん、一時的な水分の添加などによる変化は意味しない。
この間、細胞の増殖を伴う。この現象において形態の変化を伴うがその点を主眼点として
みる場合は発生という。生長とも書き…(以下略)
~ブリタニカ国際大百科事典~
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あなたは【成長】と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
コレももちろん、1人ひとり違う認知の話なので、あなたにとっての【成長】に対する
イメージや個人的な定義・捉え方があると思います。
なのでどれも正解というか、どれも言いきれてはいないと感じます。
こんなことを書くと誤解を招くかもしれませんが、僕は多分、そんなに「成長」に
こだわってない気がします。
むしろ極端な話、成長なんてもうしないでしょ、と思っています。それは僕<個人>に
当てはめた場合ですね。
なぜか【成長】という言葉を個人に当てはめた場合、デジタル大辞泉の1のようなイメージなのです。
・育って大きくなる
・大人に近づいてく
たとえば、関わっているプロコーチ養成スクールの各期の卒業生たち。通い始めの半年前に比べたら、コーチとして在り方もスキルも、知ってることも、できることも、やっていることもダントツに増えていると思います。
でも僕にとっては、スクール生の<1人ひとり>にフォーカスをあてた場合、この半年の変化は
【成長】ではなくて、
できなかったことが、できるようになっただけ。
知らなかったことを、知ってやるようになっただけ
ちょっとコツを得て、やれるようになっただけ
そう思っています。
元々できる素地はあった。そのスキルも在り方も、その人の中に元々あった。
成長というよりは、習得とか発揮とかそんなイメージなのです。
コツコツ練習したら、絶対誰でもできるようになる。そんな感じです。
僕にとってはコレは【成長】ではない。捉え方や認知の違いなので、人それぞれ
だとは思います。なので僕に対して「成長したね」と言われると、表面的に受け流すか、
違和感を感じ飲み込むか、「いや成長してないです」というリアクションをしてしまうんだな
ということが分かりました(笑)
そんな僕でも、組織やコミュニティやチームに対しては【成長】という言葉を
使いたくなります。そのことについては、明日考察したいと思います。