あなたは、大切な人から大切にしてもらいたいですか?
きっと多くの方が『はい』と答えると思います。
もちろん中には
「自分が大切にさえしていれば、相手から大切にされようが
大切にされまいがそれはどっちでもいい。大切にし続けるんだ。」
という<見返りは求めていないよ>的なスタンスの方もいらっしゃるかと存じます。
そのスタンス、見習いたいものです。
話を戻して、先の質問にYESだとすると…あなたはどういう時に
『大切にされている』と感じますか?
そして、もしかしたらこちらの方が重要なのかもしれないですが
どういうときに
『大切にされていない』と感じますか?
・約束の時間に遅れてくる
・ご飯を作ってもありがとうと言ってもらえない
・LINEを既読スルーされる
・スマホ見ながら「分かった」と返事される
・靴下を脱ぎっぱなしにされる
・自分を飛ばして上位の上司に報告される
・髪の毛を切っても気づいてもらえない
・前会って話した内容を覚えてもらえていない
・当日急きょ予定をキャンセルされる
・仕事に行くついでにごみを捨ててくれない
・使ったコップをシンクに置いたままにする
・友達に紹介してくれない
・何度言ってもカーテンを閉めてくれない
・観たい映画を一緒に観に行ってくれない
・仕事に行く時にイヤな顔をされる
あなたが大切にされていないなぁ、と感じてしまう
「●●をしてくれない」
「●●をされてしまう」
という行為行動は、もしかしたら相手にとっては
<Aパターン>
「ええっ!そんなことでそう思っちゃうの??
大切にしてるよー!!!さっき●●をしなかったのは△△っていう理由だよ!
ゴメンゴメン!それなら早く言ってよー。次から絶対絶対気をつけるから
もしまたしちゃったら今日みたいに教えて!!」
ということかもしれないし
<Bパターン>
「え?あ、はい、分かった分かった。次からそうしまーす」
といって、改善されない場合もあるかもしれません。
大切にされていると感じる度合いが、マイナス10点からプラス10点まであるとしたら
プラスを増やし合うという観点はもちろん重要ですが、マイナスを減らし合うという
観点を持つのもいかがでしょう?
理由を聞けたり、背景が分かったりすることで、いつもなら「大切にされていない」
と捉えてしまうことも、「それなら仕方ないね」と思えることもあるでしょう。
だとしたら、例えばですが…
「いま(その場で言えなかったら「あのとき」ってのもアリかと思います)
- ●してくれなかったでしょ?
前に伝えたように、大切にされてない感じがして すごいイヤだなって悲しくなったの。
理由を知ったら理解できると思うから、いまどうして●●しなかったのか教えてほしいな」
と、勇気をもって聞いてみることで、Aパターンのような相手でしたら
真摯に答えてくれると思います。
「大切」の中身が分からなかったり、相手の想定と違ったり
プラスポイントやマイナスポイントの数値が想像より大きかったり…。
あなたの大切だと思う人と、大切な関係を築き上げる努力を。
他人なんだから、1人ひとり違うんだから、伝え合う勇気と努力を。