数年前の話ですが、当時メンタルコーチとして関わらせて頂いていた
東京芸術大学のラクロス部の育成コーチを担当している生徒さんから
「あきなりさーん!今度私と話してください!!」
と、突然LINEがきたことがありました。
「急ぎならすぐLINEで話そうか?」と返しましたが
「急ぎではないんですがもやもやもやもやして…」との返事。
日時調整してとある土曜日に話をしました。
その結果…約10分で終了(笑)
相手が話した内容の詳細は割愛しますが、僕が聴いたのは…
①「もう少し詳しく聴かせてよ」
②「そっかー。ところでちなみに特にどんな時に
『なんかやだなー』『このままじゃいかんなー』って思うの?」
③「なるほどね。で、とはいえ○○についてイイ感じの時ってどんな時なの?」
④「いま、イヤだとかイイ感じとか色々話してくれたけどそういうのを越えてさ
結局〇〇さんは、本当はどうしたいの?」
⑤「それ、できそうじゃん。で、それができたらさらにどうなりたいの?」
⑥「ここまで話してみて何に気づいたとかどう思ったとか教えて」
⑦「じゃあさ、明日どうしてみる?」
⑧「それやったら今までと何が変わりそう?」
⑨「じゃあ、やったら月曜日に教えてね」
メインどころはこれぐらいだったかと思います。
質問の中身を丸覚えして使ってくださいね!ということではなくて
・気分よく話してもらって
・詳しく聴いて明確にして
・どうするか選択して行動してもらう
この3つを意識してくださいね、ということです。
《STEP1》
◇◇気分よく話してもらう◇◇
①「もう少し詳しく聴かせてよ」
②「特ににどんな時に『なんかやだなー』『このままじゃいかんなー』って思うの?」
【解説】
お題・テーマなどのとっかかり部分をもう少しだけ詳しく聴かせてもらったり
悩みや課題の場合、特にそう思う時について具体的に話を聴かせてもらう。
《STEP2》
◇◇詳しく聴いて明確にする◇◇
②「特ににどんな時に『なんかやだなー』『このままじゃいかんなー』って思うの?」
③「とはいえ、○○についてイイ感じの時ってどんな時なの?」
④「いま、イヤだとかイイ感じとか色々話してくれたけどそういうのを越えて
結局あなたは、本当はどうしたいの?」
⑤「それ、できそうじゃん。で、それができたらささらにどうなりたいの?」
【解説】
②はこちらのフェーズにもかぶってくると思います。
イヤな時や、とはいえできてる時のことを聴いて実際何が本当にイヤなのか
とはいえできてる部分は何かを明確にする。
その上で、それらを越えて本当はどうしたいのか?そのことを明確にしていく。
《STEP3》
◇◇どうするか選択して行動する◇◇
④「いま、イヤだとかイイ感じとか色々話してくれたけど、そういうのを越えて
結局あなたは、本当はどうしたいの?」
⑤「それ、できそうじゃん。で、それができたらささらにどうなりたいの?」
⑥「ここまで話してみて何に気づいたとかどう思ったとか教えて」
⑦「じゃあ、明日どうしてみる?」
⑧「それやったら今までと何が変わりそう?」
⑨「じゃ、やったら月曜日に教えてね」
【解説】
④とか⑤は明確にする観点もあるし、行動に結びつける観点もあるので
こちらにも含めました。今回は土日への対処もメインテーマの1つだったので
⑦で「明日(日曜)どうする?」と聴いていますが、どうなりたいかとか
何が大事なのかとかそういう気づきを経て、現実の行動をどう変えるか?
変えたらどうなるか?からの、やったら教えてねという所まで確認をする感じです。
現状や特にそう思う時のことを、具体的に否定せず気分よく話してもらい
本当は何に苦しんでいて、とはいえどんなことはできるチカラがあって
何を大事にしながらどうなりたいのかを、一緒に探索し現実を少しでも
より良い方向に進めるために、何をしたらいいか、どんなアイデアがあるか
出して選択してやってみる。
そしたら何かしらは必ず変わりますよ^^
少しでも参考になれば嬉しいです。
後日、彼女から
「あきなりさーーんおはよーーございます!」
「昨日とてもとってもスッキリして過ごせました!!」
という第一報がLINEで届きました。
良かった良かった!