一所懸命
あれ?一”生”懸命じゃないの?と思われる方もいらっしゃると思います。
結論から言うと現代ではどちらも正しい。語源で言うと
一所懸命(いっしょけんめい)
↓
一生懸命(いっしょうけんめい)
なのです。
【一所懸命】
中世(鎌倉時代)に自分の土地を命がけで守る
という状況から生まれた言葉です。
自分の土地をしっかり守らないと生きていくことができない
そういう時代だったから、自分の土地を命がけで守るという強い想いや立ち居振る舞いが
一所懸命に込められています。
そしてそこから、土地を守ることに限らないで一生涯をかけてやるべきこと
という意味で一生懸命という言葉になりました。
個人的には一所懸命のほうが、熱量というかエネルギーが込められている
そんな感じがします。
一か所を守ることに命を懸ける。
自分のためだけではなく子孫のためにも守り抜く。
そんな強さや精悍さが思い起こされます。
果たしてあなたは、いまを、いまこの瞬間を一所懸命に全力で取り組めているか。
自戒の念を痛烈に込めて。