とあるクライアントさんの話。(掲載のご了承を得ています)
この方は母親業をしながら、ご自身で会社経営をしていて
日々忙しいながらも充実した毎日のようです。
お子さんは小学校低学年の男の子と2〜3歳ぐらいの女の子の2人。
普段は60分〜90分ほどしっかり時間を取ってセッションしています。
その中身は
・会社の今後の進め方
・新しいビジネスについて
・従業員との関わり
・お子さんとの関わり
・旦那さんとの関わり
:
ここ数か月は1セッションで2テーマほど扱っている状況です。
—–
1テーマ
20~40分ぐらいで
終わるイメージです
—–
優秀な方なので、気づきも早いし行動も早い。
普段は定期的なセッション内で
新たな方向を発見したり
目標達成の実現をしたり
悩みや課題を解決したり
しているのですが
珍しくセッション日以外にこんな連絡が来ました。
「ここ2日ほど上の子が何かあるごとに
『学校に行きたくない!』って叫んで話を聴かないんです」
そこで僕は
学校が始まる前にスケジュール調整してこのテーマでセッションしますか?
それとも、今ちょっと時間取れないので
簡単にアドバイスさせてもらってそれをやってみてどうだったかを
教えてもらって、また考えるとか…どうしましょうか。
と聴いてみました。
そしたらクライアントさんは「アドバイスが欲しい」ということだったので、
以下の3つのポイントでアドバイスしました。
普段クライアントとして受け慣れているのでイメージもわきやすかったらしく
「分かりました!そうしてみますー」
「そして、あきなりさんは私とのセッションでそういうことをしてたんですね」
と言ってもらいました。(はい、まぁ大筋はそうです苦笑)
結果
「解決しましたーーー!
学校に行きたくなかったわけじゃなく
学校が始まっちゃったら、また妹に私が独り占めされちゃうのが寂しいー
ってことでした♪」
という連絡を翌日いただきました。
何をアドバイスしたのか、少しだけご紹介したいと思います。
何かあるごとに『学校に行きたくない』と叫ぶということについて
クライアントさんからもう少し詳しく聴かせてもらった上で
ポイント1としてこうお伝えしました。
<ポイント1>
最初はどうして『学校に行きたくない』と思っているのか、ということではなく
『この子は本当は何を伝えたいのか』という気持ちで聴いてあげてください
→そのために
・学校に行かないと困るという気持ちは一旦手放してください
”どうにか解決しよう”も今日の時点ではナシで。
・聴き方としては最初のうちは「そっかそう思うんだね」の
気持ちで、ほほえみとともにお子さんの言葉を繰り返して
あげてください。
・話すスピードや声のトーンを意識的にお子さんに合わせて。
等々、長くなってしまうので、3つのポイントの大枠をお伝えすると…
<ポイント1>
まずはお子さんがちょっと変な言い方ですけど
気分よく話し続けられるように解決を手放してイイ感じで聴きまくる
<ポイント2>
本当は何を言いたいのかな?詳しく聴かせて~の気持ちで
○○ってどういうことなの?例えばどういう時にそう思うの?
などについて一緒に探す気持ちで聴く
<ポイント3>
本当は何がイヤだったのか、本当は何を求めているのか
それに気づけたら一緒に喜んで「教えてくれてありがとう」
という気持ちと共にどうするか一緒にアイデアを
たくさん出してその中からなにをするか決めてもらう
こんな感じでした。
この3つのポイントを聞いてみてはいかがですか?
当たり前だなぁとか、確かにそうだよねと思いますか?
それとも
それができないんだよねとか、忙しいとつい…と思いますか?
それぞれのポイントで聴き方のスキルがあるので
それを身につけたりさらに高めたりしたら
誰でも必ずできるようになりますよ!