ー前回の内容ー
勇気づけシリーズ
①貢献に注目しよう
ー今回の内容ー
勇気づけシリーズ
②過程にフォーカス
—–
アドラー心理学の有名な研究者の1人である野田俊作のこの本
「アドラー心理学を語る4勇気づけの方法」
今日もこの本に書かれていた10個の関わりについて書いていきます。
今日は2つ目。
*****
②過程を重視する
「努力したんだね」
「うまくいかなかったけど一生懸命やってたの知ってるよ」
↑
↓
成果を重視する
「いい成績で、わたしは満足だ」
「いくら頑張ったとしても結果がこれじゃあね・・・」
*****
例えば学校でいい成績を取ってきたら
「とても頑張ったね。お母さんは、あなたのように
勉強のできる子に育ってくれてとっても嬉しい」
というふうな言い方、しませんか?
上司が部下に
「今月は月の契約100万越えたな。その調子で頑張れよ」
というふうな言い方、しませんか?
もちろん成果をおろそかにする、ということをしたいわけじゃありませんが
「勇気づけ」という観点でいうと、このような言い方は
プロセス、つまりそこに至る過程を無視させてしまうかも。
いい成績を取れば
いい成果を上げれば
どんな方法を使ってもいいと捉えかねないわけです。
そしていい成績やいい成果が出なかったとき
その人は自分で自分をダメ出しします。
勇気くじき、ですね。
なので結果ではなくプロセスを”重視”して声掛けができたらなと考えるわけです。
つまり「いい成績やいい成果」に対してじゃなくて
「努力したんだね、すごく頑張ったんだね」
って言えたらいいな、と。
そして失敗した時には
「なんだこの成績は?」
「月の売上、全然足りないじゃないか」
ということではなく
「一生懸命努力したのに残念だったね」
「次から、どうする?」
というふうに言えたらいいなということです。
もしよかったら今日1日は
誰かの過程に注目して、そのことに対して勇気づけする
ということを意識して過ごしてみてくださいませ。