ー前回の内容ー
勇気づけシリーズ
②過程にフォーカス
ー今回の内容ー
勇気づけシリーズ
③できてる部分、できてない部分
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アドラー心理学の有名な研究者の1人である野田俊作のこの本
「アドラー心理学を語る4勇気づけの方法」
今日もこの本に書かれていた10個の関わりについて書いていきます。
今日は3つ目。
*****
③
すでに達成できている成果を指摘する
「この部分、とてもいいと思うよ」
「ずいぶん進歩したんじゃない」
↑
↓
なお達成できていない部分を指摘する
「全体としてはいいけど、
この部分がダメだな」
「ココをもう少し工夫すると良い」
*****
この勇気くじき多いかもーーー。
良くなってほしい、成長してほしいという想いに
”平均的に”
というのが加わると、あっという間に勇気くじきの完成です(苦笑)
ただ単純に「できてないところを伸ばすのが良い関わりだ」
と思い込んでいる人は、そもそも慢性的にやってるかも?
だからこれも「良かれ」と思ってやってるという可能性が高いのかなぁーと。
つまり相手を勇気づけたり励ましたりするつもりで
達成できていない部分や足りない部分や劣っている部分を
指摘する関わりです。
例えば子どもが持ってきた絵とか通知表とかに対して
「全体としては良い感じだね。でも、この部分がダメだな」
ってわざわざ一番できてない部分を指摘してしまうと、どうなるか?
何十人に1人は「よし!!だったら頑張ろう!!!」
と奮起するタイプもいるかもしれませんが
多くの場合は勇気をくじかれるのではないでしょうか?
あなただったらどう感じてどう思ってその後どんな行動をしますか?
そうではなくて、すでにできている部分やうまくいっている部分を
指摘してあげたいわけです。
「この部分、とてもいいと思うよ」
「ずいぶん進歩したんじゃない」
そして必要であればそのあとに
「そして、この部分がこうなるともっといいなって思う」
というようなかたちで付け加えて伝えるのが良いんじゃないかなと思っています。
もしよかったら今日1日は
すでに達成できている
成果を指摘することで相手を勇気づけする
ということを意識して過ごしてみてくださいませ。