ー前回の内容ー
勇気づけシリーズ
④失敗をも受け入れる
ー今回の内容ー
勇気づけシリーズ
⑤他人と比較せず成長を重視する
アドラー心理学の有名な研究者の1人である野田俊作のこの本
「アドラー心理学を語る4勇気づけの方法」
今日もこの本に書かれていた10個の関わりについて書いていきます。
さて今日は5つ目。
*****
⑤
個人の成長を重視する
「この前よりずいぶん良くなったね」
「一度ぐらい後戻りをしてもいいんじゃないかな」
↑
↓
他者との比較を重視する
「あの人よりも君の方が上だ」
「あいつに負けてどうする、頑張れ」
*****
コレもやりがちかもしれませんねー。
親⇒子ども
監督⇒選手
特に、多いかも?
繰り返しますが関係性やニュアンスによって
受け取る相手側が「頑張ろう」と思える
なら、勇気づけになると思いますので比較=即NGということではないです。
ちなみに親⇒子どもというのは、なにも小さい子だけではないですよ。
「〇〇ちゃんはXX高校に行ったんだってね」
「△△さんところ今度3人目の赤ちゃんが生まれるんだって」
これも比較ですもんね。
こんな感じで言われたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
この「他者との比較を重視」は相手を鼓舞する意味合いで
○他の人に勝ってる部分を褒める
●他の人に劣っている部分を指摘する
みたいなのはやりやすいかもしれませんが
勝ち負けや競争原理は、人間の生活において非常に有害だとアドラー心理学では考えます。
なので、その部分に注目をさせるような声掛けではなく
自分自身との比較を明確化し、その成長を承認するような声掛けをしたいものです。
もしよかったら今日1日は、他者との比較による鼓舞や指摘ではなくて、その人そのものの
成長や進化や変化に対して勇気づけする、ということを意識して過ごしてみてくださいませ。
学校も会社も数字で判断する部分が多いからこそ、その人の成長に対して勇気づけするためには、相手のことを普段からじっくり観察するということが大切ですよ。
「あの人に比べてかわいい/かっこいい」
と言われるよりも
「以前に比べて良い表情になってきたなって思う」
「なんかここ最近〇〇に対して強い決意を感じる」
と言われるほうが良かったりしませんか?
今日はここまで。
明日に続きます。