それぞれの正義、それぞれの世界

Posted in ブログ

 

「自己受容」とその周辺のお話が続きましたので

ちょっと違うお話をしたいと思います。

あなたは正義の反対って、なんだと思いますか?
愛の反対は憎しみではなく、無関心
という言葉は有名ですよね。

余談ですが、
「愛の反対は、無関心」
という言葉はマザー・テレサが発した名言として紹介されていますが、証拠はなく
マザー・テレサがノーベル平和賞を受賞した7年後に同賞を受賞したElie Wieselという人の言葉のようです。

 

話を戻し、ずいぶん前ですが個人的に衝撃を受けた広告があります。
タイトルは
「めでたし、めでたし?」

ご存知の方もいらっしゃるかな?
涙を流している赤い鬼の子どもが小さく描かれていて、
その上に子どもの字でこんなことが書いてあります。

 


※画像はお借りしました

両目から涙を流す赤鬼の子どもの下に
小さい字でこう書いてあります。

 

 

 一方的な「めでたし、めでたし」を、
  生まないために。

  広げよう、あなたが見ている世界。

 

 

コピー
:山崎博司氏(博報堂)
アートディレクション
デザイン、イラスト
:小畑茜氏(博報堂)

2013年度新聞広告クリエーティブコンテスト最優秀賞

 

ある人にとっては嬉しいことも
別の人にとっては悲しいことなのかも。

 

ある人にとっては正しいことも
別の人にとっては正しくないのかも。

 

そんなことを考えるきっかけになったひとつです。
なので「正義」の反対は、

 

「また別の正義」
なのかもしれませんね。

 

あなたにとっての正義は
別の人にとっても同じく正義とは限らないかも。

 

おなじ出来事をどう捉えるかは、1人ひとり違う。

また記事を書きますね。