運命の相手と出会いたいあなたへ

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こんにちは、あきなりです。

 

今日は「運命の相手と出会いたいあなたへ」という内容をお届けしようと思います。ちょっと前になりますが、新垣結衣さんと星野源さんが主演し大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』の劇中で、新垣さん演じるみくりの母親が娘に対して言ったセリフが今日の内容にピッタリだったんです。それは

 

 

「無償の愛なんて注げないわよ他人だし」

「運命の相手ってよく言うけど私、そんなのいないと思うのよ」

『運命の相手に、するの』←ココ!!

「意志がなきゃ続かないのは仕事も家庭も同じじゃないかな」

というもの。

 

「運命の相手なんていない」『運命の相手に、する』ここにすごく納得してしまったんです。
人によっては「たしかに!」と思うかもしれないし、「いや、いるはず」と思うかもしれないし、そもそも運命って?と思うかもしれないし、まったく違うことを思うかも知れませんね。

 

それがアドラー心理学でいうところの「認知論」です。
みんなそれぞれ受け取り方が違う。
みんなそれぞれの「メガネ」を通して世の中を見ているんですから。

 

あの大ベストセラーであるアドラー心理学を対話形式で解説した『幸せになる勇気』の中でも、こんな記載があります。

 

——引用開始——-

 

恋愛にしろ、人生全般にしろ、アドラーは「運命の人」をいっさい認めません。
ささやかな「出会い」を、なにかしらの「関係」に発展させるには、一定の勇気が必要です。

 

目の前に愛すべき他者がいるのに、あれこれ理由を並べて「この人ではない」と退け、
「もっと理想的な、もっと完璧なもっと運命的な相手がいるはずだ」と目を伏せる。それ以上の関係に踏み込もうとせず、ありとあらゆる候補者を、自らの手で排除する。

 

幸せは、向こうから訪れるものだと思っているのです。
「いまはまだ幸せが訪れていないが、運命の人に出会いさえすれば、全てがうまくいくはずだ」と。

 

もちろん、誰かとの出会いに「運命」を感じ、その直感に従って結婚を決意した、という人は多いでしょう。しかしそれは、あらかじめ定められた運命だったのではなく、「運命だと信じること」を決意しただけなのです。

 

(中略)

 

 

運命とは、自らの手でつくり上げるものなのです。

 

われわれは運命の下僕になってはいけない。
運命の主人であらねばならない。
運命の人を求めるのではなく運命といえるだけの関係を築き上げるのです。

 

引用:幸せになる勇気 著:岸見一郎・古賀史健

【第五部】運命の人は、いない 愛とは「決断」であるP261~P268

——引用終わり—–

 

というわけで、アドラー心理学的には「運命の相手」はいないんです。
そして、運命の相手の部分を「仕事」と置き換えても分かりやすいかも知れませんね。ぜひ、目の前の人や仕事を「運命」といえる関係に築き上げて行く、勇気をもってみてくださいね。