思わず「迫害」していませんか?

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『リーダーが覚えるコーチングメソッド~7つの質問でチームが劇的に進化する~』
というがあります。
 
昨日に引き続き、今日もその中に書かれていた「ドラマの三角形」についてご紹介したいと
思います。
 
—–
(以下再掲)
「ドラマの三角形」とは
全然よくない、役に立たない3つのうちのどれかの役割を演じていませんか?
 
というもので、その3つの役割とは
 

 
「犠牲者」
   自分に無力感を抱いている。「あなたは私より優れている」
 
「迫害者」
   他人を見下している。「私はあなたより優れている」
 
「救済者」
   他人を助けなければと思っている。「私はあなたより知っている」
 
という感じです。
 
—–
 
前置き長くなりましたが、今日はそのうちの1つ「迫害者」について詳しくお伝えします。
…なんだかすごいインパクトのあるネーミングですよね(苦笑)。
 
「迫害者」という役割はどんなタイプかというと…
 
*****
 
 【役割】
  自分が不幸なのは誰かのせいであり、自分はこれだけ苦痛を
  受けさせられているのだから、他者・社会を迫害するだけの権利を持つという
  自意識を持った役割。
 
  自分を被害者の立場に置きながらも、人生や社会、他人に何らかの
  報復(仕返し)をしようとする他者否定的な役割。
 
 
 【中核的な信念】
  「お前のせいでこんな目にあったんだ」
  「この責任や落とし前をどう付けてくれるんだ」
  「今度自分をバカにしたら痛い目に遭わせてやる」
  「私の周りには私より劣った人間しかいない」
 
 
 【原動力】
  「悪いのは私じゃない」 
  「悪いのはお前たちだ」
 
 
 【この役割を演じる利益】
  ・優越感が得られる
  ・有能感が持てる
  ・支配感が持てる
 
 
 【この役割を演じる代償】
  ・最後にはすべての責任を負うことになる
  ・部下が最低限のことしかしなくなる
  ・「犠牲者」を生み出す
  ・威張っていて弱い者いじめをする人を好きな人はいない
 
 
 【最終的なゴール】
  「誰も信用できなくてどうしていいか分からない」
  「自分が孤独な存在に思える」
 
 
*****
 
どうでしょう、何かお心当たりはありませんか?
ここまで露骨じゃなくても、こう思ってしまう時や考えてしまう時ってありませんか?
 
残りの「救済者」が登場すると三角形が成立します。
3人以上いる時だけこの三角形が成立するということではなく、2人だとしても
 
【Aさん:Bさん】
 
迫害者:被害者
   ↓
救済者:迫害者
   ↓
被害者:被害者
 
と役割をコロコロと変えてドラマが演じられます。
あなたの周りにいませんか?「迫害者」プレイで接してくる人…。
もしくはあなた自身が、無意識のうちにプレイしていませんか?
 
まずは気付く、ということが
『次のステージ』に進む『小さな一歩』になり得るかも知れません。
今日の記事が、ほんの少しでも役に立ったなら幸いです。
 
最後の「救済者」については、またブログで書きますね。