昨日のブログ「いまさらですが…もっと広めましょう」に下記のようなご感想を頂きましたのでご紹介させていただきます。
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あきなりさん、おはようございます!
法人の代表をされている方から喜ばれたとのことで、自分のことのように嬉しいです!
必要な人に私達のサービスが届くような仕組みが欲しいです。
というか、自分で主体的に宣伝すべきなのに、そこでブレーキがかかるんですよね。
反応無くても良いじゃん、とは思えるけど(あ。100%は思えてないかなぁ。)
自分に自信が無くて、
「やってます」
「募集してます」
「来て下さい」
と言えないような…その一言の前振りで人を惹きつけるような
ストーリーが語れないとダメだと思ってるからなのか…
ウジウジしてないで、一回とにかく行動してみたら良いのに、とも思ってるんですけどね。
もうちょっと自分との対話に時間がかかりそうです。
でも、コーチがついてるのと、ついていないのとでは、
人生の質に大きな違いが出るので、そこの価値を多くの人に「伝わるように」
伝えていけるスキルが欲しいなぁと思ってます!
長くなってすみません、私にとってタイムリーな内容だったので、感想を送らせて頂きました。これからもブログを楽しみにしてます。
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Sさん、ご感想ありがとうございました。
この感想を取り上げさせてもらったのは、Sさん以外にもこういう”感じ”の状態にいる人が
いるんじゃないかな?と思ったからです。
あなたはこういう感じに思っていたり、思ったことがあったりしたことはありませんか?
僕はコーチングスクールを卒業して3年ぐらいはこういう状態だった記憶があります。
前置きが長くなりましたが、ここからが今日の本題です。
今回はSさんからいただいた感想を元に、コーチング理論のプチ解説をしてみたいと思います。
僕らのコーチングの基盤となっているのは
【アドラー心理学】
・認知論
・目的論
・主体論
・全体論
・対人関係論
・共同体感覚
という理論があります。そこで今回は、僕らが(この理論群に基づき)どう考えているか
ということを一緒に見ていけたらと思います。
まずは「認知論」から。
認知論とは簡単に言うと、「人それぞれ捉え方が違うかけてるメガネが違う」ということです。同じ状況や環境にいても、Aさんの捉え方とBさんの捉え方は違いますよね?
例えば、酔っぱらっている人を見て
「人前であんなにだらしない行動をするなんて、よくない!」と思う人もいれば
「楽しい時間だったんだろうな。どんなことがあったんだろう。」と思う人もいますし、
犬を見て「かわいい」と思う人もいれば、「こわい」と思う人もいるし「うちの〇〇ちゃん(犬)に会いたいなぁ」と思う人もいるなど様々ですよね。
別の言い方をすると、その人が今まで生きてきた(直接的/間接的な)体験をもとに持っている前提や信念や制約が1人1人違うという感じです。
ではSさんがくれた感想から、彼女がどんな認知を持っていると”想像”できますか?
この感想の文章からだけでも
・コーチングで誰かが喜んでくれたら嬉しい
・必要な人に届く仕組みが必要
・「必要な人」がいる
・自分だけのサービスじゃなく、私達みんなのサービスが届くと良いなと思っている
・宣伝は自分でするべき
・しかも主体的にするべき
・宣伝を自分で主体的にしようとすると「ブレーキ」というものがかかる感じがする
・「ブレーキ」はなんだか勝手に自分の意志と反してかかってしまう気がする
・反応無くてもいいじゃんと思うときもある
・反応がないと嫌だなぁと思うときもある
・100%思えることが次の行動につながるかもしれない
・100%思えないと次の行動に進めないのかもしれない
・自分に「何かしらの自信」がないと感じている
・「何かしらの自信」があったら「やってます」「募集してます」「来て下さい」と言えそう
・そもそも「やってます」「募集してます」「来て下さい」
と言わないといけないと思っている
前半部分をそのまま読むだけでも、このあたりの捉え方をしていそうだなと読み取ることが
できそうじゃないですか?もうちょっとだけ続けてみましょうか。
・コーチがついていると人生の質に大きな違いが出る(おそらく良い方向に)
・コーチがついている人生とコーチがついていない人生とは違う人生になるはず
(コーチがついていないとどんどん悪くなるとか成り行きでしか行かないとか、それなりには 行けるとか…そのあたりはどういう認知なのかはこの文脈ではまだ分かりません)
・大きな違いが出ることは価値のあることだ
・その価値を多くの人に伝えたい
・その価値を多くの人に伝えることで嬉しい方向に進みそう
・その価値は多くの人に伝えることが必要そうだ
・伝えるときは「伝わるように」伝えることが大事だ
・多くの人に「伝わるように」伝えるにはスキルが必要だ
・そのスキルはまだ足りないと感じている
上に書いたことには、良いも悪いもありません。
そう捉えている、そう認知しているというだけです。
僕らコーチはこの人は
・現状を
・自分を
・相手を
・課題を
・仲間を
・未来を
・過去を
どう捉えているんだろう?どう認知しているんだろう?ということにものすごく興味を持っていて、一方では「そうだよね。そう思うよね。その辺りもう少し詳しく聞かせてほしいな。例えばどんな感じなの。」と思いつつ
もう一方では「ホントにその認知は正しい?なんでそう思うようになったの?本当はどう思えたらいいんだろう?」と思っていろいろ聴いているわけです。
現状をどう捉えているか。
実はクライアント自身も良く分かっていなかったりします。なので僕らはすごく興味を持ちながら、
そうなんだ!
もうちょっと教えて?
それってどういうこと?
ほかにはどうなの?
例えば、でいいから…
と一緒になって現状を明らかにする。そういうことをしているだけだとも言えます。
また続きを書きますね。