最近シリーズでお伝えしている【コーチングは結局、この3ステップなんじゃない】
1.気分よく話してもらう
2.詳しく聞いて明確にする
3.どうするか選択して行動する
の2つ目「詳しく聞いて明確にする」部分の
インタラクティブリスニング(質問、双方向の対話)について
次回に引き続き詳しく解説していきます。
前回は「見える化」のスキルについて様々な手法を紹介し、記事の最後に
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こうして、インタラクティブリスニングや見える化を活用しながら
詳しく聴いて明確にしていくわけのですけどが、
では結局、どの部分を明確にしていくのか?
ということについては、次回以降でお伝えしますね。
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と書いたのですが、あなたはどの部分だと思いますか?
たぶん、思いついた内容は正解だと思います。
というのも、どこを明確にしても必ず何かしら気づきがあり認知の変化があり
1mmでも1%でも1°でも、なにかしら良い変化を起こすことができる!
と、信じています。
とはいえ、「どこでもいい」というのは指針になりにくいですませんから
僕なりに思うところをご参考までにお伝えしますね。
どこを明確にするといいか?
1.クライアントが話したい部分
2.聴いたら良い認知の変化がおこりそうな部分
これもあいまいですね(笑)
もっとシンプルにすると…
・時間軸
過去→現在→未来→その先の未来
・空間軸
登場人物や影響を受けている対象
この2つの観点でクライアントよりも広い視野をもって
「どういうことなの?教えて!」という気持ちで関われば大丈夫でしょう。
クライアントが現在の問題にしか意識がいってなかったら、現在をより明確に。
例えば…
現在の夫婦関係にフォーカスされていたら
子どもや尊敬する人や両親や、自分の中のもう1人の自分…
—–
こういう言い方をいうと
ちょっと「えっ?」って思うかもしれませんが、
俗にいう「葛藤」って何かといえば
「○○したい自分」
「○○したくなくて××な自分」
のミスコミュニケーション、という考え方を僕らはしています。
—–
などを配置したり、気持ちを感じることで現状をよりフェアに明確にしていきます。
明確にした上で
「じゃあどうなったらいいの?」
「そっか…じゃあどうしよっか?」
「ホントはどうしたいの?」
という関わりで未来サイドに一緒に意識を向けて明確にします。
この関わりの中で、レベルというかスキル深度というか
たとえばピンポイントにその人が抱いている、制約を外す関わりをして
「例えば」で描く未来のシーンに自由度を持たせるなど
そういう関わりのスゴさみたいなのが発揮される、と。
未来も本人だけではなく
例えば、成長した子どもたちから見てどう感じるかとか
こういうことを大事にしたうえで、こういう最高の姿になっている自分なら
どういう家族として生きていたいか、とかを明確にしていくわけです。
基本的には現状と未来、そこでの登場人物を明確にすればよいですが
過去に目が向いていたり、原点に立ち返ることで良いことが起こりそうなら
過去を明確にすることもします。
人が悩んでいたり、行動できなかったり、前に進みにくかったりする時は
・過去
・現在
・未来
それぞれの「今の時点」での捉え方に起因しています。
ですから一緒になって明確にしていくことで、いまとは違う捉え方
よりフェアな捉え方ができれば、いまとは違う
モチベーションやアイデアや手段や行動・アクションが生まれてきますよ。
少しでも参考になれば幸いです。