叱らないで勇気づけをしよう
というものの、どうやって具体的に相手を勇気づけ、自ら前に進んでもらうのか?
先日は初級編として
・I(私)メッセージ
・目的論的質問
をお送りいたしました。
「もーーーおもちゃ早く片付けてご飯食べちゃって!何度も言わせないでよ~」
↓
「ご飯できたよー。温かいうちに一緒に食べられたらママ嬉しいー!
どうしたら一緒に食べてくれる?」
みたいな。
今日は中級編として
怒りを抑えられない時
どうやって叱らずに勇気づけをするか?ということに関してお伝えできればと思います。
ポイントは
・本当の感情に気づき伝える(二次感情→一次感情)
ということです。
え?本当の感情っていうか…
あまりに言うこと聞かず何度も言わせるからカーーッとなって思わず怒っちゃうんです。
本当の感情に気づくとかそんな余裕、ないですよ…。
とか
本当にムカついてムカついてムカついて怒りをコントロールできないんです…。
など、そういう場面もあるかと思います。
—–
余談ですが、僕はあまり「怒り」という感情を感じないというか…
正確に言うと小さい頃はもちろんとくに社会人になってからは
感情その中でも「怒り」、コレは表現してもいいことがないと学習してしまった
そんな感じかも。
最近は少しずつ”人間らしく”感情を抱き表現できるようになってきた気がします(笑)。
—–
ちなみに感情について、アドラー心理学では
・人は感情に支配されることはなく、感情にも目的があり感情をコントロールしている
と捉えています。
どういうことかというと…
昔、あなたがまだ子どもだった頃、こんな場面がありませんでしたか?
+++++
母親にメッチャ怒られていて、怒鳴られたりしているときに
「リーーーン!リーーーン!」
家の電話が鳴る。
電話に向かう途中も母親はイライラしながら小言を言ってるんだけど
受話器を取った瞬間に、超機嫌よく1オクターブ以上高くした声で
「はいっ!〇〇です!あら~どうもこんばんは~」
けれど、電話を切ってから
「ったく!なんであんたはいつも〇〇が…」
とまた怒り出す…。
+++++
みたいな(笑)。
※最近は「家の固定電話」や「受話器」や「名前を名乗る」とか
ほとんどないからこの例え話は微妙かも知れませんが…。
そうです。
もしこんな感じの場面があったとしたら
「怒りという感情をちゃんとコントロールできている」
ということになります。
コントロールできなかったら、電話に出たときも怒ったまんまですからね。
つまり…怒りながら叱るというのは、ちょっと厳しい言い方かもしれませんが
怒りという感情を使いながら
相手を自分の思い通りにしようとしている
ということになります。
では、叱らずにコチラの意見や想いも伝えたうえで
相手が自ら未来を切り拓く、そんな伝え方というのはどういうものか?
そのポイントというのが
・本当の感情に気づき伝える(二次感情→一次感情)
ということです。
長くなったので今日はココまで。
また明日続きを書きます。