前回に引き続き「部下・子どもへの関わり4パターン」
今回は『対話型』についてお届けしたいと思います。
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<今日のサマリー>
・部下・子どもへの関わり4パターンの最後「対話型」について
・「指示型」「放任型」「傾聴型」とは一線を画し、質問を通して
相手から引き出す関わり
・「対話型」を採用しているのになぜでうまくいったりうまくいかなかったりするのか
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『対話型』
コミュニケーションによって相手から引き出す関わりです。
「あぁっ、そっか!こういう風にやってみます!!」
「こういうことをお願いしたいんですけどよろしいでしょうか?
その間に僕は○○をしておきます」
「AAAってなることを目指してXをやってYをしてZを見つけて
●日後にはBBBをクリアします」
自分で見つけた目的・手段・発想を、自ら決めて行動したくなる。
目的と主体を兼ね揃えた行動が引き起こされるのを
『対話型』の人は目の当たりにします。
『対話型』の人は知っています。
傾聴に近い部分もありますがただ聴くだけではない、ということを。
「積極的に聴く」に留まらず
「積極的にやり取りする(聴く・質問する)」ことを実践しているのが
『対話型』の人の特徴です。
「指示型」の人も
「放任型」の人も
「傾聴型」の人も
本当は「自分で考えてアイデアを生んで行動してほしい」
そして「いずれ自分がいなくなってもちゃんと考える人になって欲しい」
と思っている、もしくは、どう関わったらいいか分からないから「放任」してる
という状況であっても
部下や子どもと「積極的にやりとりする」ことで
自分で考え行動するクセがついた、目的を意識し主体的に行動する人
を育てることができます!
5分間の立ち話で短く聴くことも、60分の面談を通して聴くことも
夕飯を食べながら聴くことも、寝る前の添い寝中で聴くことも
できる可能性を秘めています。
”可能性を秘めている”というのは…
「積極的なやり取り」はいわば対話術です。
独学で学んだ場合や身につけた場合は
『うまくいく時もあればうまくいかない時もある』
という現実があります。
賢明なあなたは
「指示型」「放任型」「傾聴型」に加え、「対話型」も取り入れている、もしくは取り入れたいとお思いでしょう。
それにはちょっとしたコツがあると思っています。
コツとは…
・スキル
・考え方
・プロセス
・コンセプト
の4つです。
これらのコツを身につけたら、「対話型」で相手に関わることができるようになる
と僕は信じています。
ということで次回は、「対話型」についてもう少しお伝えしたうえで
あなたが大切にしたい想いをどうすれば実行できるかについてお送りしたいと思います。