スケーリングしてみよう

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<本日のサマリー>

 ・数値化のしかた

 ・数値化のメリット

   共有&客観できる

   変化を観察できる

   主体的になれる

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前回の続きです。

 

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A『この前、頭ぶつけてたんこぶできたって言ってたけどその後どう?大丈夫?』

B『うん、大丈夫大丈夫ー。』

A『再来週のプレゼン、準備のほうはどうだ?』

B『はい、だいたい順調です。』

A『今日は学校どうだったー?』

B『うん、すごい楽しかった!!』

A『最近どう?よく眠れてる?』

B『まぁ、眠れたり眠れなかったり…でもよく寝れてます』

A『今日の映画、どうだったー?』

B『うん、面白かったー』

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曖昧なまま会話が終わることって本当に多いなぁと。

なので”もう少し詳しく聴きたいな”という気持ちで

 

『そっかー、今どんな感じなの?』とか

『よかったー。もうちょい教えて』とか

『だよねー!ちなみにどの辺が?』とか

 

関わると詳しく聴けますよ、というのが前回のお話。

 

今日は一見ドライに見えるかもしれませんが

”10点(100点)満点で、何点?”

と聴くのもオススメですよというお話です。

 

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A『この前、頭ぶつけてたんこぶできたって言ってたけどその後どう?大丈夫?』

B『うん、大丈夫大丈夫ー。』

A『そっかー。ちなみにメッチャ痛くて1歩も動けないぐらい痛いのを10点

  なーんもぜんぜーん痛くなーいっていうのを0点だとしたら今って何点ぐらいかな?』

A『再来週のプレゼン、準備のほうはどうだ?』

B『はい、だいたい順調です。』

A『いいね。ちなみにいますぐ本番を迎えて発表できるぐらい

  準備完璧っていうのを10合目

  まだ何にも着手してない状態っていうのを0合目だとしたら

  今は何合目ぐらいまで来た感じ?』

A『今日は学校どうだったー?』

B『うん、すごい楽しかった!!』

A『よかったー!Bくんさ、もう最高に楽しい!ってのを100点

  つまらなくてぜんぜん楽しくなくて明日から学校行きたくないってのを

  0点だとしたら今日は何点だった?』  

A『最近どう?よく眠れてる?』

B『まぁ、眠れたり眠れなかったり…でもよく寝れてます』

A『なるほど、、ちなみになんだけど、すごく良く眠れて朝もスッキリが10点

  全然眠れないし疲れが全く取れないし会社行くのがツラいなってのを0点

  だとしたら、今週の平均は何点ぐらい?』

A『今日の映画、どうだったー?』

B『うん、面白かったー』

A『ねーー!私も面白かったー!Aさ、今まで観た最高に面白かった映画が

  10点満点だとしたら、今日のは何点か同時に言わない?』

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あえて具体的にセリフ調で書かせてもらいましたが

こんな感じで点数化できると、その後その点数を使っていろんなことを分かり合えます。

 

例えばスポーツ選手がケガをした1週間後、状態を聞いたトレーナーが痛みを

点数化して聴けたとしたら…

 

◎共有&客観できる

  →メッチャ痛いとか大丈夫とか言っていたとして…

   痛いMAXが10点だとして現状6点だとしたら

   6点分の痛さという共有と当の本人も「そうかそれぐらいか」という客観視ができる

 

◎変化を観察できる

  →痛いMAXが10点だとして怪我した当初は8点ぐらいで今は6点ぐらいだということが

   分かると、この1週間で2点分回復したということが分かるし

   明日とか明後日とか何点になってるか点数を意識すると小さな変化も把握できる

 

◎主体的になれる

  →今6点だとして、こうしたら何点?ココに意識を持っていったら何点?

   こう伸ばしたら何点?という感じで自分で痛みの変化を生み出して

   より痛くないポイントを見つけ出すということができる

 

どんなシチュエーションでもあと1点上げる(下げる)ためには

 

 何があると良さそう?

 どうすると良さそう?

 

と聴けば

 

その人にとっての向上ポイントやこだわりポイントが

気づけるし、聞けるし、やれるしから変化する行動を取りやすいですよ。

 

いかがでしょう?

 

この点数化のことを「スケーリング」と言います。

ぜひ曖昧な表現に数字を与えてみてください。