1つ1つ

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今日は5年前の2017年7月に開催されたとあるセミナーに参加したときのことを書いていきたいと思います。そのセミナーは、色々なことに挑戦し成し遂げた「ヒーロー」「ヒロイン」が壇上で語る、というものでした。
 
一人目の登壇者
カイル・メイナード。
 
1986年生まれ。
両手両足がないという状態で生まれてきましたが、数々のチャレンジをしてきた人です。
小さい頃から自分で食事に取り組み、高校生ではレスリングを始め、アメフトもやり、19歳の時に「No Excuses(言い訳しない)」という本を出版。
その後2012年にキリマンジャロ(5895m)への登頂成功。2016年にはアコンカグア(6962m)
への登頂も達成。
 
 
彼の話で印象に残ったのは、キリマンジャロ登頂時に
「もうダメだ、本当にもうダメだ登頂は無理だギブアップ…」
と思った時に自らにこう言い聞かせたのです。
 
 
『あと1メートル登ろう。それが達成できたらまた1メートル登ろう。さらに1メートル。
 1メートル、1メートル目の前の1メートルを進むことに集中した』
 
 
そして見事、四肢欠損でありながら登頂を達成します。
 
 
そしてもう一人の登壇者
ローラ・デッカー
 
 
1995年生まれ。
史上最年少で単独ヨット世界一周をスタートさせた海洋冒険家。
両親がヨットで世界一周旅行をしている時に生まれる。
6歳で自分でヨットを操縦できるようになり、8歳でヨットでの世界一周を目指します。
14歳でカリブ海から世界一周の旅へ出航。約500日をかけ無事帰還する。
現在21歳。次の夢は子どもたちと一緒にヨットで世界一周すること。
 
 
とてもかわいらしい彼女の話で特に印象に残ったのは…
500日の航海の最後、カリブの島に戻ってくる直前の話。
彼女はとてつもなく大きな嵐に遭遇します。
もちろん航海中は嵐も多かったのですが、最後のは特別に大きくて危なかったみたいです。
 
その時に意識がもうろうとしながら彼女は舵を握り
ただこうしていたようです。
 
 
『目の前の…ひと波、さらに次に来るひと波、それを超えたらさらにその先の…』
 
 
実際のところは嵐を乗り越え無事帰還し、親御さんとご飯を食べに行ったみたいですが
そのレストランでやっと
「あれ?ここはどこ?あぁそうか、レストランだ」
と気づいたようです。
 
 
お気づきのように、2人に共通しているのは
苦しい時こそ、大変な時こそ、目の前のことを1つ1つをやる
という決意と選択が
大きな目標を達成させるんだな、ということ。
 
それを強く感じました。
 
小学6年生の時、卒業に向けて座右の銘を1人1言ずつ書いた文集に
『一歩一歩』と書いた僕はあながち間違ってないかも知れません(笑)
一歩一歩、選択する大切さを。
今日のあなたの
 
『1メートル』
『ひと波』
『一歩』は
 
 
どんな一歩でしょうか?
それではまた明日!