「目的」と「目標」

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さて本日は「目的」と「目標」について書いていきたいと思います。
 
《目的》
1実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。
 「当初の目的を達成する」
 「目的にかなう」
 「旅行の目的」
 
2倫理学で、理性ないし意志が行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
 
《目標》
1そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
 「島を目標にして東へ進む」
 
2射撃・攻撃などの対象。まと。
 「砲撃の目標になる」
 
3行動を進めるにあたって、実現・達成をめざす水準。
 「目標を達成する」
 「月産五千台を目標とする」
 「目標額」
 
出典:デジタル大辞泉
 
…むずかしい上に分かりにくいですね(苦笑)
どうして辞書の説明ってときにあえて分かりにくいのでしょうか…。
 
「目的」も「目標」も、どちらも1の意味説明だけを引っぱってくると
 
《目的》
 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。
 
《目標》
 そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの。
 
 
以前サポートさせて頂いていた、学芸大女子ラクロス部でおこなった合宿前セミナーでは
「合宿での目標設定」がテーマでしたが、そのまえに散々やったのは、部員1人ひとりが
 
◇何を大事にどうなっていたいか
 
◇未来から今回の夏合宿を振り返った時、どうだったと思えたら最高か
 
◇何があるか分からないけど、合宿終了時にはどんな気持ちになっていたいか
 
 
という目的を見出してから、目標設定をしました。
しょせん、目標は道標(みちしるべ)。
目的に辿りつくための道は、直線じゃなくてもいいし、途中で変えてもいいし、小さなものの積み重ねでもいいし、自由に設定していい。
 
そして東海道五十三次、江戸→京都で例えるなら
次の宿場に辿りつくのが目的なら、一里塚が目標だし
京都に辿りつくのが目的なら、次の宿場に辿りつくのが目標だし
京都でこういうことがしたい、というのが目的なら
京都に辿りつくのが目標だし
 
日本をこういうふうにしたい、とというのが目的なら
京都でしたいことをするのが目標だし
 
上位の目的に気付くと、今までの「目的」が「目標」に成り変わることも当然あります。
前回このブログ内で宣言させてもらった
 
◆5~10年で『すべての企業にCCO(Chief communication Officer)を』
◆10~15年で『すべての高校・大学で「コミュニケーション」が必修科目に』
 
 
これは夢や目的ではなくて、目標です。
これらを通して
 
***
すべてのひとがその人らしい選択をすることで
ラクに楽しく生きることができる
 
そして
その仲間同士が応援し合える世の中をつくる
 
***
 
この目的に向かって進んで行きたいと思っています!
あなたが掲げている「目的」を「目標」とした場合
さらにどんな目的がひょっこり顔を出すでしょうか?
 
ちょっと考えてみてくださいね。