昨日の「パラレルワールド」という記事のブログの続きです。
先日、とある人（Aさん）と話していたらこんな流れになりました。
 
 
「どこでどう選択したら良かったのか、今となっては全然分からないけど…
　今の●●みたいな生活も…まぁいいんだけど
　◇◇として生きて、××と一緒に○○みたいな人生を送りたかったな…」
 
 
まぁ飲んでいたし、他の人も多くいたのでガッツリとコーチングをする、というのは
避けまして…。
 
 
例えばですが、昨日書いたような
 
 
・医者/政治家/芸人…として生きていたかった
・もうどうすることもできないけどやっぱり子供が欲しかった
・海外に飛び出して自由気ままに生きていたかった
・別の性別としてこの世の中を生きていたかった
・あの家に生まれてあの親の元で人生を歩みたかった
 
 
コーチングの王道としては、別に分岐点が分からなくたって
そうやって生きていると仮定して、リアルに具体的な場面を特定して
どっぷり味わって、これの何がいいのか、本当は何を求めているのか…
ということを具体的に一緒に見つけ出すことが多いです。
 
 
でもね、今回はこんなニュアンスの関わりをしました。
 
 
『そっか…そうだよね。じゃあさ、パラレルワールドがあるとしてね
　そう生きているAさん(その本人)は、どう生きてどんな生活をしていそう？』
 
Aさんはしばらく考えて…
 
「うん…すごく幸せそうですごく楽しそう。△△とか◇◇とか一緒にやれてて
　うん…そうね…あっちの世界で良い人生を送っているね…」
 
 
ちょっと客観的に、ちょっと俯瞰的に。でも、そう生きているAさんをリアルに
ありありと想像して愛でて包み込んでいるみたいでした。
そしてちょっとスッキリして、違う会話がはじまる…
 
というような関わりをします。
対処療法というか、根本的にはなにも変わってないと思うかもしれませんが
その人の認知がいまのこの世界の人生だけでなく、パラレルワールドを生きる別の自分まで広がったことで、どれくらいか分かりませんが、ほんのちょっとだけでもその人らしくラクに楽しく、そして生きやすくなったなら良いなぁと思います。