超ド真剣に、聞いてみる

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今回は、コーチ仲間のSさんと飲みに行った時の会話を一つご紹介します。
 
Sさんは会社員として働きながら、コーチ業も並行して進めています。
会社の仕事もコーチとしての仕事もバランスをとりながら、クライアント数は10人以上の
超売れっ子です。
 
いずれは独立を…、という話になったときに
「でも家族がいるんで」
という言葉が出てきました。
 
そりゃそうですよね。
Sさんには現在、奥様とお子様が2人いらっしゃる状態。
家族のことを考えずに、勢いだけで独立することは僕は絶対にオススメしませんもん。
 
「覚也さんは 何歳で独立したんでしたっけ?」
「家族から応援されて独立したんですよね?」
 
などの質問に答えつつ、Sさんが「いずれ独立」に対して出した回答は
 
「奥さんが賛成してくれたら」
「収入が安定したら」
 
とのことでした。
コレを聞いた僕は、半分本当だなと思ったけど
半分ウソだなと思ったわけです。
 
収入のモデルはセッション回数などを計算したら出てくるし、会社で働きながら
いまこれだけやれていたら、たぶん、できるし、もっと、いける。
 
今までの話の内容から推測すると、パートナーは頭ごなしに反対している
わけではなさそうなので、超ド真剣にこう聞いてみたのです。
 
「じゃあさ、どんな状態になったら独立できそう?」
 
そしたらSさんはしばらく考えてこう言いました。
 
「覚悟、ですね」
「自分自身の、覚悟」
 
家族がいる。子どもがいる。食わせていかなきゃ。
それはもちろんそう。
きっと彼のパートナーもそう思いつつ、旦那の覚悟を見ていたのだと思う。
 
例えば「独立したい!」じゃなくて、「独立したいんだけど…」という時の
表情や心の動きや、Sさん自身や家族のことを心底信じきれてるかを
意識的・無意識的問わずずっと感じ測っていて
 
 
「あなた、本気なの!?」
 
という気持ちになっていたんじゃないかなぁと思ったんです。
なのでSさんに相手の気持ちになってもらったら
 
「あー、たしかにそうですね」と。
 
 
今回は話の流れの中で、たった一言超ド真剣に質問しただけで
本人の中に気づきが生まれて、「覚悟」が生まれました。
これはコーチング的な関わり。
 
けれどその後、もう1段階面白いことが起こりました。
コーチング的な関わりではなかったけれど、それがさらにSさんの心に火をつけて
こうありたいという理想像のひとつにつながったという出来事が起こったんです。
 
長くなってきたので続きは次回ブログにて!