【成長】について~組織編~

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<個人>に当てはめると、僕自身は【成長】という表現があまりしっくりこない、
というお話を前回のブログでしました。
 
 そして、書いていて気づいたのですが、<個人>ではなく<組織/コミュニティ>に対しては【成長】と
使いたくなるのです。今回はその心について書きたいと思います。
 
 
結論から言うと
 
 
<個人>の時は
 
  1人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。
  
の意味で【成長】を捉えていて
 
 
<組織/コミュニティ>の時は
 
  1人や動植物が育って大きくなること。おとなになること。
  2物事の規模が大きくなること。拡大。
 
両方の意味で【成長】を捉えているな、と。
 
 
前回たとえで挙げた、プロコーチ養成スクールに半年間通った各期の卒業生たち<1人ひとり>にフォーカスをあてた場合、その半年の変化は【成長】ではなくて
 
できなかったことが、できるようになっただけ。
 
知らなかったことを、知ってやるようになっただけ。
 
ちょっとコツを得て、やれるようになっただけ。
 
 
だと思いますが、各期ごとの組織/コミュニティにフォーカスをあてた場合
【成長】を感じる訳です。各期を組織/コミュニティという一個体として捉えてみると、そこにはこの半年間で形成された(=生まれた)という状態から
 
お互いを応援することや、それぞれの人となりを理解し合うことや
切磋琢磨研鑽し合うこと、それらを通してこの半年間で<組織/コミュニティ>として
育って大きくなり、影響力としても拡大したのではないかと思うのです。
 
ちがう説明の仕方をします。<個人>と<組織/コミュニティ>で考えた場合…
0歳児の子どもと、30歳の大人と、新チームとを、時間軸で比較した場合。
 
 
《子ども》
0歳ーー1歳ーー2歳ーー3歳
 
 
《大人》
30歳ーー31歳ーー32歳ーー33歳
 
 
《新チーム》
初年度ーー1年ーー2年ーー3年
 
 
子どもが6か月の時点で、会話をしたり走ったりはどれだけ頑張ってもできないけれど、大人の場合何かができるようになるには、6か月で気づいたり、頑張ったりコツを得たり体験しながら繰り返したらきっとにできるようになると思うんですよね。
 
そして新チームの場合は、ほぼ同じメンバーでの初年度と2年経った状態は<大人>が
30歳から32歳になった感じではなく、<子ども>が0歳→2歳になった感じに近しいと感じます。
 
なので僕は
 
 
【時間経過を必須とする段階的なレベルアップ】
 
 
これを成長と呼びたいのです。個人になるとコツが分かれば一気にレベルアップするし、
元々、素地があるからそれに気づけばやれるようになります。時間経過が必須ではない
と考えているのです。
 
 
全部伝わったとは思いませんが、この2日間で【成長】に関する個人的な考察を述べさせて
いただきました。
 
あなたは【成長】についてどうお考えでしょうか?
ほんの少しでも、【成長】について考えるきっかけになれば嬉しいです。