今日は珍しくコーチングのトレーニングについて書きたいと思います。
※ちょっと玄人向けです
コーチングのプロセスは
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1.協働関係と真のテーマ
クライアントさんと協働関係を構築し、テーマとして本当に扱いたいことをお互いで握る
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2.制約を外した未来を描く
制約を外したうえで未来を描き、未来に含まれるクライアントさんの価値観に気づく
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3.新たな認知をもとに新たな行動をとる
当初の認知から変化し、その価値観と新たな認知を活かすとしたら、どんな選択をしたいかアクションを決める
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とも言えるんじゃないかと。
また違う表現で、コーチングのプロセスを説明する時もあるかと思いますが、1でよく聞くのが
《テーマ再設定》というコンセプトと手法かな。
それとはちょっと違う観点のものとして
「反映的要約」というのがあります。
どういうものかというと…
・A4に100~200文字ぐらいでコーチングのテーマを書く
・コーチが1分間インタラクティブリスニングで聴き切る
・クライアントが話したことや、感じてること・考えてることを要約する
・クライアントに「言い得て妙」な部分と、「そこは違う」な部分に
アンダーラインを引いてもらう
・クライアントに「そうそう!まさにそのことを話したかったんだよね」と
いい感じで要約ができている度合いを、10点満点で採点してもらう
という流れです。
「そうそう!まさにそのことを話したかったんだよね」感
これをどれだけ高めることができるかが、コーチに対する信頼やコーチングを受けたいという意欲につながります。
このコーチとこのテーマで、話したい!となれば
その先のコーチングって楽に行けそうな気がしませんか?
そして、これは全般的に言えることですが、この場合だと
「そうそう!まさにそのことを話したかったんだよね」感がどのくらいなのかは
クライアントに実際に聞く以外、知る方法がありません。
トレーニング方法としては、聞いて、ディスカッションして、反映的要約の精度を高めていくという手順を取ります。あまりに飛躍しすぎると、「いや…そこまで言ってないし」となりますし、言ったことを忠実にそのまま返したら、「まぁ…そうですけど、はい」みたいになります。
理想は10点満点で、12点とか15点の
「そこまで言ってないのになんでそのことが分かったの?まさにそう!」
というクライアントが言語化できていない部分を、言語化し、彼らの意識を越えていくこと。
そこを目指して、僕らはコツコツとトレーニングをしております。
何かの参考になれば幸いです。また続きを書きます。