昨日のブログの続きです。
コーチングのプロセスは主に
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1.協働関係と真のテーマ
クライアントさんと協働関係を構築し、テーマとして本当に扱いたいことを
お互いで握る
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2.制約を外した未来を描く
制約を外したうえで未来を描き、未来に含まれるクライアントさんの価値観に気づく
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3.新たな認知をもとに新たな行動をとる
当初の認知から変化し、その価値観と新たな認知を活かすとしたら
どんな選択をしたいかアクションを決める
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今日は2について深掘りして行きたいと思います。
その前にそもそも「制約」ってなんでしょうか?「何の制約もなかったら?」という質問は、実はちょっと大雑把なんです。
なぜならその人(クライアント)自身が、自分の持ってる制約に気づけていないということがとても多いからです。
制約とはある意味、その人の信念だったり、当たり前だと思っている認知だったりします。
その人の信念や認知だったりするので、その人にとっては当たり前というか常識なわけです。
だからこそ、我々コーチがその人の制約に気づくことが必要とされます。
そして、『ピンポイントかつ具体的に制約を外す』。ここにこだわっていきたいのです。
そのためには、クライアントと同時に体験しつつ、観察してその人の制約に気づくことが
必要です。例えば…
・子供がいるから
→「もう子供が成人して手を離れあなたが自由になったとしたら」
→「子供がいなかったとしたら」
・十分なお金がないから
→「自由にお金を使えるようになったら」
→「5億円当たったとしたら」
・もう歳だから
→「いまの経験知識をもって20歳若返ったとしたら」
→「自分だけ200歳まで生きられるとしたら」
・○○という資格を持ってないから
→「○○という資格がとれたとしたら」
→「○○という資格の上の△△という資格の第1号だとしたら」
クライアントは何に制約をされているか、クライアントの人生を制約しているものは何か
そこに興味を持つことが重要です。
そのためには、一例として上記1のプロセスを経て、クライアントにどんな制約があるか
10個でも20個でも書き出してみる。または、あなた自身がどんな制約を持っているか、30個でも50個でも書き出してみてください。ビックリするほど沢山ありますからね。
とはいえ、1人では気づきにくいですから、仲間と練習することをオススメします。
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怖いのは、クライアントもあなたも同じような制約を持っていた場合、その制約に
気づきにくいということです。だからこそ普段から、制約に興味を持ち、かつあなた自身が
持っている制約を俯瞰的に把握しておくことが大切になってくるわけです。
端的に言うと
◇コーチングをする
◇コーチングを受ける
◇コーチングを学び続ける
ことが必要だということです。
制約を外すのが目的ではなく、外したうえで本当に描きたい未来を
思い切って描き、その中に含まれているその人の価値観や本当の目的を一緒に見つけることが真の目的ですからね。
持っている制約は何か?
→人生の制約をピンポイントで外す
→本当に描きたい未来を描く
→大切なものを現在に活かす
こういうことが、高い精度でできるように我々も日々鍛錬しております。