目的論は2つある

Posted in ブログ


 
前回に引き続きコチラの感想をもとに話を進めていきたいと思います。
 
—–
(再掲です)
あきなりさん、おはようございます!
法人の代表をされている方から喜ばれたとのことで、自分のことのように嬉しいです!
 
必要な人に私達のサービスが届くような仕組みが欲しいです。
というか、自分で主体的に宣伝すべきなのに、そこでブレーキがかかるんですよね。
 
反応無くても良いじゃん、とは思えるけど(あ。100%は思えてないかなぁ。)
自分に自信が無くて、
 
「やってます」
「募集してます」
「来て下さい」
 
と言えないような…その一言の前振りで人を惹きつけるような
ストーリーが語れないとダメだと思ってるからなのか…
ウジウジしてないで、一回とにかく行動してみたら良いのに、とも思ってるんですけどね。
 
もうちょっと自分との対話に時間がかかりそうです。
でも、コーチがついてるのと、ついていないのとでは、
人生の質に大きな違いが出るので、そこの価値を多くの人に「伝わるように」
伝えていけるスキルが欲しいなぁと思ってます!
 
長くなってすみません、私にとってタイムリーな内容だったので、感想を送らせて頂きました。これからもブログを楽しみにしてます。
—–
 
このいただいた感想を元に、コーチング理論のプチ解説をしてみたいと思います。
僕らのコーチングの基盤となっているのは
 
【アドラー心理学】
  ・認知論
  ・目的論
  ・主体論
  ・全体論
  ・対人関係論
  ・共同体感覚
—–
 
という理論があります。そこで、僕らが(この理論に基づき)どう考えているかということを、一緒に見ていけたらと思います。
 
今回は目的論について。
目的論とは簡単に説明すると、人の行動には必ず目的があり、本当はどうしたいか
どうなりたいかということを考えよう、という理論です。
 
頂いた感想を例にすると
 
 ◇主体的に宣伝したい
 
のに
 
 〇ブレーキがかかる
 
このブレーキ(のようなもの)をかけている自分にも、その行動の目的がある
と考えます。ディズニーのインサイドヘッドという映画のように、(あれは”感情”でしたけど)
あんな感じで自分の中に色んな自分がいるとして
 
 ◇主体的に宣伝して多くの人に知ってもらいたいという人や
 〇ブレーキ(のようなもの)を一生懸命かけるという人など
 
他にもいろんな人がいるイメージです。短絡的に考えてしまうと
 
 〇ブレーキ(のようなもの)をかけてる自分
 
を、なだめて、説得して、封印して、見ないフリして、排除して黙らせたら
進めるんじゃないか?と思いがちですが
 
僕らは目的論なので、この
 
 〇ブレーキ(のようなもの)をかけている自分
 
にも、何か伝えたい大事なメッセージがあると捉えます。
今回の例でいうと、これは僕の想像ですが…
 
  ・ちゃんと説明しないとコーチングが怪しいものと思われちゃうから
   どう受け取られるかもしっかり考えようね
 
  ・ホントに多くの人がいいの?まずはどういう人に
   どんなメッセージを届けたいか、そこをちゃんと絞ろうよ
 
  ・いま大々的に募集して、すごいリアクションが来たら
   会社の仕事はどうするの?ちゃんとどういうバランスで
   クライアントが増えたらいいか考えないとさらに忙しくなるよ
 
  ・以前、あんまり考えずに勢いで広く募集の声を掛けたら…
   すごい批判されて辛かったでしょ?もうあんな思いするのはイヤだよね
 
等々、あくまで僕の想像ですが、実際にはちゃんとクライアントさんの
 
 〇ブレーキ(のようなもの)を
かけている存在から聴けば良い領域です。
一見
 
 〇止めてるダメな自分
 
と思いがちですが、その立場から伝えたい目的が必ずあります。
ちょっと伝え方がうまくないので、単にブレーキをかけているだけのように感じる
かもしれないけど
 
そのメッセージをしっかり受け取ったら、さらに良いアイデアや
その人らしく進める方法が見つかりますよ!
 
目的論にはもう1つの側面もあるので、それはまた次回にします。
 
何かやりたいと頭では思ってるけれど、行動がなかなかできない時
もしかしたら今までは
 
・気合いや根性で進めていたり
・できない自分にしつこくダメだししたり
・周りと比べてものすごく落ち込んだり
 
 
してたかもしれませんね。大変でしたね…。それは辛かったですね…。
でも大丈夫です。これからはちゃんと主張している声を
しっかり聴いてあげれば、本来の目的をしっかり教えてくれますよ。