萌えシチュエーションの共有が強いチームを作る

Posted in ブログ


 
今回は以前、前職の方々と話してた時にあった出来事をお伝えして行こうかと思います。
前職は大きく分けて、コンサルティング・システム・アウトソーシングの3部門があり、僕は
システム部門に属していました。そして今回お話ししていたのは、アウトソーシング部門の方々です。コールセンターやお客様相談室の立上げ・運営をしています。
 
愚痴ったり、思い出話をしたり、仕事とは全然違う話をしながら会話が弾む中、
とある方が「今のAAプロジェクトはつまらない」と言い出しました。
 
せっかくなので、何がつまんないか詳しく聞いてみると…
「既存のプロジェクトの運営ってつまらない」とのことです。
 
かいつまんでご説明すると、すでに会社としてクライアントさんから受託している
コールセンター運営。このプロジェクトで品質を維持しオペレータの方々が
なるべく辞めないように現場をまとめていく、というプロジェクトらしいです。
 
そこで僕はこう聴きました。
「どんなプロジェクトがいいの?」と。
 
目の前にはXさんとYさんという方がいたのですが、意見が出るは出るは(笑)
どんなのがいいかと言うと(一部簡易的に説明しています)
 
Xさん
 →新規のプロジェクトに精鋭が集まって何もないところから
  3か月とかで立ち上げて、あとは引き継ぐ
 
Yさん
 →トラブルが起こったプロジェクトで、その場にいる人をうまく立ち居振る舞わせて
  鎮火&炎上前より良くしてNo1プロジェクトにする
 
と、それぞれ当然のように違った想いを語ってくれたのですが、それを聴いた当の本人達はびっくりしてました。
 
「同じタイプだと思ってたけど違うんだねー!」と。
 
この2人は僕が前職に転職で入る前からの知り合いなので、恐らく15年近い
付き合いだと思います。その後、お互いに
 
 「え?メンバーにこういう人がいたらどうするの?」とか
 「私はこういうシチュエーションが最高に萌える」
 
とか話していたので、その後は僕はちょっとした合いの手を入れて、今後のための
イメージ化をお手伝いしました。
 
Xさんは
 村づくりプロジェクトの中の、荒野を田んぼに変えるチームのリーダー
 
Yさんは
 台風とか日照り続きとかで田んぼがピンチなった時に、そこにいる村人と一緒に
 秋には想定以上の収穫ができるように立て直す、そういう専門家
 
という感じに。2人とも
 「決まった収穫量が実るように、毎年毎年同じ時期に同じことをする。
  そういうのはつまらないよねー」
 
と言っていました。同時に、そういう事ができる人が欲しいと。
このブログを読んでる方の中で、コールセンターの運営マネジメントや
しっかりと現状の高いパフォーマンスを維持管理するのが得意な方が
いらっしゃいましたらご一報ください(冗談です笑)
 
XさんとYさんは、「これつまらないよね」はほぼ一緒でしたが
「こういうの萌える」は違ったわけです。(そしてお互い知らなかった)
「やだよねー」もいいけど、「萌えるよねー」も共有し合ってる
チームや組織はとっても強いと思いますよ!