ラクチンに明確にする方法

Posted in ブログ

最近シリーズでお伝えしている【コーチングは結局、この3ステップなんじゃない】

 

 1.気分よく話してもらう

 

 2.詳しく聞いて明確にする

 

 3.どうするか選択して行動する

 

の2つ目「詳しく聞いて明確にする」部分の

インタラクティブリスニング(質問、双方向の対話)について

次回に引き続き詳しく解説していきます。

 

スキルとして「インタラクティブリスニング」(質問・双方向の対話)を

お伝えしましたが、このパートのもう1つの大きなスキルは…

 

「見える化」です。

 

インタラクティブリスニングは、相手の頭の中(『脳内地図』とでもいいましょうか)

を質問で明確にしていく、というイメージでしたが

「見える化」は相手の脳内地図を、できるだけそのまま表現してもらうというイメージです。

 

 

 ・職場内の人間関係

 ・やりたいけどやれない想い

 ・いろいろぐちゃぐちゃと悩んで前に進めない状況

 ・実現したい理想の家族関係

 ・試合までの心の状態の変化・・・等々

 

もちろん言葉で説明できないことはないでしょうが

言葉では足りなかったり、表現しきれなかったりします。

 

そんなときは一生懸命言葉で説明してもらわなくても、モノなどを使って

見える化するのがとってもラクチンです。

 

そんな見える化の手段としては…

 

 

 

 

・実際に座れるイス

・ミニチュアイス

・フセンや筆記用具

・絵や図にする

・カフェにあるシュガーやミルク

・10点満点で採点(スケーリング)

・手や体で表現

・グラフ化

 

いろいろと活用できる方法があるんですよ^^

 

 

その具体的な例を…と思いましたが

見える化なので言葉で説明するのが難しいですね(苦笑)

こちらの都合ですが一番説明しやすいのはスケーリングで、

「対象について10点満点で表現してもらう」というものです。

 

「ここの競技場相性が合わないんです」

 

例えばアスリートがこう言ったとしたら…

 

「相性っていうのは?」

「合わないってもう少し教えて…」

 

と、やってもいいですし(インタラクティブリスニングですね)

見える化の1つであるスケーリングを使うと

 

 

「もうめっちゃ相性ピッタリ!ここに来るだけで気持ちMAXになる!っていうのを10点。

 もう絶対ヤダ、行きたくないしプレーなんかもちろんしたくない(><)っていうのを0点

 だとしたら、ココの競技場は何点ぐらい?」

 

とすると

点数化してもらうことで、その人がこの競技場に抱いている相性が見える化されます。

実際に僕らが多用するのはイス・フセンですね。

 

職場の人間関係を実際に座れるイスでも、ミニチュアのイスでも、フセンをイスの形にしてでもいいので現状を表してみる。

 

自分は未来を見ているが、直属の上司Xは部長や取締役ばかり見ている。

Aさんは横にいて一緒に進んでる感じだが、Bさんは1人だけポツンとあっちの方にいる。

Cさんは後ろからついてきてくれているがちょっと見てる方向が違う。

DさんはXさんとCさんの間でどうしたらいいか分からず右往左往している。

 

という感じをイスでなら、向きや距離感で現状を表すことがラクチンにできます。

 

――――

例えばこんな感じです!(動画がありました)

机の上に、職場の人間関係をミニチュアイスで表しています。

※イメージだけですので音声は流さなくてもOKです。

――――

 

見える化は、相手に勝手に表現してもらえるので、

聴き手側は明確&ラクチン&勘違いが減ります。

 

そして、実際に見える化したモノを一緒に眺めたりしながら

その先を進めることができます。

 

こうして、インタラクティブリスニングや見える化を活用しながら

詳しく聴いて明確にしていくわけですけど、

では結局、どの部分を明確にしていくのか?

ということについては、次回以降でお伝えしますね。