たった1つの指標

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ここ数回にわたりお送りしてきました
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 1つの信念
 2つの質問パターン
 3つの承認パターン
 4つの伝達パターン
 5つの意見の返し方
 6つの関係性づくり

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いかがでしたでしょうか?
本来はペアで演習をしながら、その様子を見て往路復路で解説を挟みつつ
体感してもらう内容なので、文章だけでどこまでお役に立てたか
甚だ不安な部分もありますが、良かった部分や
分かりにくかった部分など、忌憚ないご意見ご感想をいただけると
本当に嬉しいです。

今日はVol.7として「たった1つの指標」をご紹介したいと思います。
ご存知の方には既知の情報ではありますし、このブログでも
何度かお伝えしている内容でもありますが、あらためて立ち戻りたいと思います。

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 ◆1つの信念

  コミュニケーションはコツさえつかめば誰でも上達する
  (例えば、笑顔)
  (今後お伝えするパターン)

 ◆2つの質問パターン

  原因論的な質問「なぜ」
  目的論的な質問「どうしたら」

 ◆3つの承認パターン

  私(I)メッセージ
  あなた(YOU)メッセージ
    レベル1
    レベル2

 ◆4つの伝達パターン

  我慢パターン
  嫌味パターン
  責めパターン
  伝わるパターン
   →事実 + 私の気持ち

 ◆5つの意見の返し方

  But
  Yes
  Yes , but
  Yes , and
  深掘り後のYes , and

 ◆6つの関係性づくり

  関わる覚悟+自分軸
  雑談や声掛け
  すでにできているところ
  Yes , andで改善を促す
  「苦手」領域の成長を促す
  本気トーク

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これらはコミュニケーションのコツとしてお伝えしてきましたが
根底に流れている僕らが大事にしたいもの、それは…

 《共同体感覚》です。

部下や子ども、組織、生徒など、2人以上いたらコミュニティ(共同体)と定義するとして、その関係性の中で、自他の共同体感覚を高める関わり方の手段の1つとしてVol.6までをお伝えしてきました。

《共同体感覚》

 ◎所属感
    →ココにいていいんだと思える感じ

 ◎貢献感
    →このコミュニティに貢献したい貢献できてると思える感じ

 ◎他者信頼感
    →相手のことを心から信頼できる感じ

◎自己受容感
    →自分のことを良い部分も悪い部分もまるっと受け入れられる感じ

この”感じ”が10点満点で1点でも上がったかどうか。
Vol.6までお伝えしたコツの背景には、常にこの指標があるのです。

本来ならこの指標を最初にお伝えしてからコツをお伝えするという流れ
なのかもしれませんが、とにかくまずは試してもらいたい!そんな思いから
最後にこの指標をお伝えさせていただきました。

正直にいうと、会社員時代の僕がこの共同体感覚をどこまでしっかりと
理解した上でコミュニケーションを取れていたか…不明です。
ですが、このシリーズでお伝えしたコツを少しずつ実践したら

 ・あ、うまく伝わったかも
 ・相手の行動が、変わった!
 ・二人で話すことでより良いアイデアが出てきたな
 ・言いにくいことも良く伝えられたね、自分
 ・ちょっとずつコミュニケーションが良くなってきたかも

そうやって本当に少しずつ、少しずつ体感し、変化が訪れ、自分にも相手にも
笑顔が増えていきました。

なので、まずは試してみてほしいんです。
ちょっとしたコツでうまくいくことがあるんです。
そう思ってこのシリーズをお伝えしました。