部下・子どもへの関わり方4パターン≪優秀な人へ贈る編≫

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タイトルにもあります「部下・子どもへの関わり4パターン」
について書こうと思います。
部下・子どもへの関わりとして主にこんな4パターンがあります。

・指示型
  ◇「何をするか/どうするか」を示す
  ◇優秀な人に多い
  ◇体験したことない状況だと困る
  ◇相手は自分で考えなくなる
  

・放任型
  ◇「何をするか/どうするか」を任せる
  ◇忙しい人に多い
  ◇自分は必死に頑張るが一体感に乏しい
  ◇できる/できないは相手次第

・傾聴型
  ◇話をひたすらよく聞く
  ◇人間味あふれる人に多い
  ◇時間がかかる、自己を犠牲にしがち
  ◇相手の成果は出たり出なかったり

・対話型
  ◇質問して相手から引き出す
  ◇自然にできる人か学んだ人の2極
  ◇誰でもなれるがモデルとなる人が少ない
  ◇主体的に考え行動できるようになる

今日は『指示型』についてお届けしたいと思います。
その名の通り指示をして行動を促すタイプです。

「こうしたらいいよ」

「コレはこうしてね」

「あっあぶないからそこまでやらないで」

「すこし休んだら?」

「〇〇しなさい!」

何をやったらうまくいくかどうしたら成功しそうか”良さそうな答え”を
見つけるのがうまかったり、知っていたりするタイプです。

もしあなたが「指示型」だなぁと自覚しているのであれば…
あなたはその領域において”優秀”な人なのです。

それは、こうやったら良さそうって分かっちゃうから。
限られた時間の中で効率よく進めるための最善策を設定して実行できますもんね。
しかもどうして相手に指示するかといえば

 ・部下や子どもに成功体験から学んでほしいとか
 ・うまくできる喜びを味わって次回からは自分でやれるように身につけて欲しい
 ・まずは型通りやったうえで自分で工夫して進んでほしい

という想いがあるからじゃないですか?

そう。やり方を教えてミスなく進めることや効率よく進めることを通して
そのことについて理解・学習することで次からは主体的に行動してもらいたい!

指示型のあなたは

 ・優秀である
 ・良い対応が分る
 ・成功法則を知っている

上記に加えて、伝えたステップを踏んでもらうことで部下や子どもに
対処方法や今後の行動指針を身につけてもらいたい。
そしてその人らしく成長してほしい。

そういう成長支援の想いが強い優秀な人なんだろうな、と僕は思っています。

だからこそ、指示通りしてくれないともどかしいし
いつまでたっても同じ間違いをされるとイライラしちゃうし
「分かってないのかな?」と感じるからこそ
次からはもっと丁寧に細かく教えてあげる
もしくは、何度言っても分からないから思わず怒りたくもなる
ということが起こってしまうのかもしれません。

僕も指示型の部分があったからわかりますよ(苦笑)。
そこで、ちょっとだけ逆の立場になってもらって想像してみてください。

あなたが子どもだとして、親の関わりでもいいですし
部下だとして、上司の関わりでもいいですし 
クライアントだとして、先生やコンサルタントの関わりでもいいですよ。

立場的に自分より上の人が「指示型」だったとしたら…。

何かしらの事象に対して、自分は思いつかないけど
相手はうまくやれる方法を知っているしそれを教えてくれる人だとしたら…。

頑張って自分でやってみたら

 「もっとこうしたほうがうまくいくよ」
 
 「ココがこうだとうまくいかないからこうやって直しておいて」

 「あーダメダメ!そのままいくとああなっちゃうよ。事前に防げてよかったね」

と言われてしまったら…。
やった!うまくやれた!!と思っても

 「やったね!次からはもっとこうするともっとうまくいくよ」

 「いやぁ惜しいね!ココがこうだったら完璧だったね!」

 「このレベルはもうクリア!次からは、こうしてみようか」

と、さらに言われたら…。

何回かチャレンジしてもどうしてもうまくいかない
自分でやろうとしてみてもちゃんとやれない時に、

 「なんで何度もここで間違えるのかなぁ」
 「この部分が良くないって何度も言ってますよね?」
 「もうっ!何回言ったら分かるの」
 「はぁ…。コレはもういいからコッチのことやって。やっておくから」

と言われてしまったら…。

 ・この人が”答え”を持っている。
 ・この人の言う通りやればミスなく進められる。
 ・何かやる前には合ってるかどうか確認してからにしよう。
 ・自分のアイデアは大したことないのかな。
 ・これやったらどう思われるんだろう?
 ・合ってるかな間違ってるかな?
 ・自分で考えなくても教えてくれるからいいか…
 ・いちいち指図しないでほしい。
 ・いまどきそんなやり方は古いのにな…。
 ・細かすぎでしょ!あぁ、うっとうしい。

そんな風に感じてしまう部分、ありませんか?
つまり、指示型のもとには指示待ちの人が増え
自分で考えても指摘されるなら、やらないほうがいいやと非主体的な人が増え
目の前では言われた通りやりながら、細かい指示に辟易したり不満を抱いたりする人が増える

そういうことが起こりかねません。
良かれと思ってやっているのに、です。
相手のことを思って言ってあげてるのに、です。

しかも、今まで体験経験したことについてなら指示できますが
新しいことや生み出すことについては指示の精度が下がります。
もしくは、マイナスのことを引き起こすかもしれません。

そして優秀であればあるほど

「指示できないとなめられるんじゃないか」

「『知らない』なんて言えるわけがない」

「大所帯になってきた…こんなに増えたらどうやって1人ひとりに
 動いてもらったらいいんだろう」

と不安に駆られることも多いのではないでしょうか?

大丈夫です。

あなたはただ指示したい人じゃないですから。
本当は相手が学習して身につけて
自分みたいに「自分で考えてアイデアを生んで行動してほしい」

そして
「いずれ自分がいなくなってもちゃんと考える人になって欲しい」
と思っていますもんね。

その想い、ぜひ実現しましょう!

次回からは残りの「放任型」「傾聴型」「対話型」
についてお伝えしたうえで

あなたが大切にしたい想いをどうすれば実行できるか
についてお送りしたいと思います。

ぶっちゃけ

 「なんであいつは自分で調べて考えて行動しないんだろう?」

って思う人はいませんか?

 「ちょっと考えれば分かりそうなものなのにどうしてそういうことするかなぁ」

って思う人いませんか?
僕はいますよ(笑)

あっ!毎度のことですけど、決して

 「指示型」がいけない

という話ではありませんからね!
指示することが必要な時は必ずありますから。

長くなったので今日はココまでにします。