積極的に、積極的に

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前回までお送りしてきた4つの関わりのパターン
きょうはそのまとめをお送りしようと思います。

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<今日のサマリー>

 ・部下・子どもへの関わりそもそもの目的に気づこう

 ・「対話型」はこの3STEPでOK

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突然ですが、あなたが部下育成や子育てで大切にしたい想いは
どんなものなのでしょうか?

もしあなたが…

「指示型」だなぁと思うのであれば、指示をたくさんするのはなんのためでしょう?
「放任型」だなぁと思うのであれば、相手に任せるのはなんのためでしょう?
「傾聴型」だなぁと思うのであれば、しっかり話を聴くのはなんのためでしょう?

いま思いついた答えに対してさらに「それはなんのため?」と問い続けていった時に…

 『本当は目的に沿って自分で考えてアイデアを生んで行動してほしい』

 『失敗したって大丈夫!何度でもやり直せるしそこから学べばいいんだよ』

 『いずれ部下を持ったり子どもを持ったりしたとき主体性の大切さを伝える人に
  なってほしい』

  :

このような観点があるのであれば、このあとの内容はあなたに役立つものだと思います。
一方で

 『自分の思い通りに動けばいい自分の言うことを聞いていればいい』

 『いつまでも私が守るから私の側から離れないでずっと一緒にいるようにしたい』

 『私はホントは誰とも関わりたくない誰とも話したくないし
  誰の成長も支援したくない』

 :

(書いてて怖くなりましたが苦笑)
もしこのような観点がメインだとしたら…
きっとすでにこのブログを読んでいないでしょうし(苦笑)
もし読み続けていてくれてるとしても、正直にお伝えすると
今日の内容はお役に立てないかもしれません。

さて話を元に戻しすと
「〇〇型」がなんであろうとも

 『本当は目的に沿って自分で考えてアイデアを生んで行動してほしい』

 『失敗したって大丈夫!何度でもやり直せるしそこから学べばいいんだよ』

 『いずれ部下を持ったり子どもを持ったりしたとき主体性の大切さを伝える人に
  なってほしい』

とあなたが感じているのであれば
きっと

 ◇目的をもって主体的に行動してほしい

 ◇仮説を立て実行しその体験から学んでほしい

 ◇いずれその人らしい関わり方で周りの人にも関わってほしい

  

というのが、あなたの部下育成や子育てにおける目的の大きな要素なのではないでしょうか?
極端な話

目的をもって行動しているときは
「大丈夫だからやってみろ」っていう指示をしてもいいだろうし

仮説を立てて実行しているときは
細かいことは言わずに見守るっていう任せ方をしてもいいだろうし

部下の場合、恋愛や家族のことで
悩んで仕事にならない状況だったらただただしっかり聴いてもいいだろう

と思っています。

そしてその一番手前のフェーズに

「対話の中から本人が目的に気づき主体的に行動する」

「対話の中から自ら仮説を立て実行しその体験から学ぶ」

「対話とその関わりを通してその人らしい関わり方の礎を築く」

があると思っています。
一方で「対話」について誰もしっかり教えてくれていない、とも感じています。

なので
Active Listeningではなくて

Active communication

今までの僕が実際に周りにしてきた関わり方を
体系化したものがアクティブ・コミュニケーション®です。

アクティブ・コミュニケーション®は
以下の3つのSTEPで構成されています。

<積極的な関わり方の3STEP>
 1.積極的に良い関係を築く
   →この人に何でも話してもいいんだ、自分の悩みや課題を相談したい
    このあとどう進めるか聴いてほしいと思ってもらうような関係を築くフェーズです

 2.積極的に話を聴く
   →現状何が起きているのか本当に悩んでいることは何か
    本当はどうしたいと考えているのかなどを、詳しく聴いて明確にするフェーズです

 3.積極的に行動を決める
   →現状と目的の間にどんな進め方があってどんな目標をおいて
    どんな行動を取るといいか、本人に選択してもらい仮説を立てて行動につなげる
    フェーズです

各フェーズにその考え方とスキルがあるのですが
ココまでが長くなったので続きは明日以降に!