◇前回のテーマ
110mハードル走のコース設定は自分でやれるよ
◇今回のテーマ
なぜ低いハードルをたくさん用意したほうが良いのか
なぜ稲盛和夫の経営哲学は、人を動かくのか
この本の著者であり僕らのコーチ仲間でもある脳科学者:岩崎一郎さんが言うには
「やる気があるから、できるようになる」ということじゃなくて
「できるから、やる気が起こる」といっています。
つまり、やる気が出てきた⇒できるぞ!という流れではなくて
できるできる⇒やる気もでてきたという流れでしょうか。
岩崎一郎さんの本に記載されている中にこういう実験があるようです。
本から抜粋しますね。
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コンピュータゲームを使って、成功・失敗の体験と脳の活性化の関係を調べました。
ゲームの初めに小さな成功体験を積むと視床下核の活性が少しですが高まってきます。
一方で、最初に失敗が重なるとこの脳の部分の活性は始める前と変わりません。
ゲーム開始後、しばらくしてから脳の活動を調べると、すでに小さな成功体験をして
視床下核の活動が高まっている人は成功体験を重ねることでさらこの部分が
活性化し、モチベーションが上がることが分かりました。
(中略)
モチベーションはゲームの勝敗にも影響しており、視床下核の活性が
高い人は、低い人に比べて30%も正確に操作ができていました。
このことから、新しいことを始めるにはできるだけ早い段階で小さな成功を積み重ね
小さなプラスに目を向けることでモチベーションを高めておくことが
大切だということが分かります。
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小さな成功を積み重ね、小さなプラスに目を向けること。
これが脳科学的にも良いことのようです。
そして、心理学的にも自分で決めて⇒取り組んでクリアするこの繰り返しで「自己効力感」が上がる。大きな目標を掲げたうえで小さなアクションに細分化していく。
ぜひハードルは低くしましょうね!
まずはやってみて「できた!」という体験を重ねると、脳としても心としても
どうやら良さそうなので、僕自身もやってみます!
本日はここまで!