共同体『感覚』とは、そういう『感じ』

Posted in ブログ

最近のブログで『共同体感覚』について自論を展開して参りましたが、それも今日で一区切り。今回は共同体感覚をより深めるポイントについて解説していきたいと思います。その前にここまでの持論を簡単にまとめてみます。
 

 
【共同体感覚の4要素】
 ・自己受容感
 ・他者信頼感
 ・所属感
 ・貢献感
 
これらにはそれぞれに順番はなく、相互に作用しあうものである。
 
【4要素のカテゴライズ】
 ・自己受容感×他者信頼感 =人肯定
 ・他者信頼感×所属感 =仲間肯定(居場所)
 ・所属感×貢献感 =場肯定
 ・貢献感×自己受容感 =自分肯定(役割)
 
人や場、自分や仲間にイイね!と言えている居場所と役割がある。
 
 
ここまで書いてみて改めて思ったのは、共同体感覚とは簡単にいうと
「ここに居て、いいんだ」と心の底から思える感覚ではないかと思います。
みんな(自分も周りもこの場所も)にOK・イイね!と言えていて、居場所だけじゃなく
お役目もある感じかなぁと。
 
今日は僕があえて、自己受容・他者信頼ではなくて自己受容【感】・他者信頼【感】と、【感】をつけたかったのは、次の2つのことを伝えたかったからです。
 
 
◆根拠は無くてイイよ
◆ゼロイチじゃないよ
 
 
◯◯を満たしたら…という条件や根拠があるから自己受容や他者信頼が高まるのではなく、主観的に『なんと無くそういう感じがする』『なんと無くそう思える』というニュアンスを伝えたかったからです。そして、それが『ある』『ない』ではなくて、『10点満点で言ったら 何点ぐらい』というスケーリングで考える要素が欲しかったんです。
 
例えば【自己受容感】というのは
 
ある\(^-^)/
ない(T_T)
 
ではなくて、「このコミュニティにいる自分は7点ぐらい」と、ものさしで測るように数値化して現在の状態を自覚することが大切ですよ、ということが伝えたかったんです。真面目な人ほど、ある無しの二元論で考えすぎてしまい、苦しくなってしまいがちですからね。このことに限らず、ゼロイチで考えない、という思考っていいですよね。
 
なので共同体感覚を考えるときは、まず4要素それぞれをスケーリングし、現状把握をすることからスタートしてみてください。するとその共同体との関わり方が見えてくると思いますので、ぜひ一度お試しください。