信用と信頼

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前回掲載した『事実と真実』というタイトルの記事を書いたときに、今回はコレを書こうと決めていました。本日のタイトルは『信用と信頼』です。
 
 
日本アドラー心理学会初代会長の野田俊作氏は、その著書『性格は変えられるアドラー心理学を語る1』にてこう書いています↓
 
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信用というのは、誰にでもできるが信頼するというのは難しい。

 
 
 
これに対して、「信頼」というのは、信じてよい条件がまったくなくても、頭から信じてしまうこと。
 
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この一説に僕はおおむねしっくりきています。
さらに腹落ちさせるためにちょっと調べてみました。
 
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しんよう【信用】
[名](スル)
 1確かなものと信じて受け入れること。「相手の言葉を―
 
2それまでの行為・業績などから、信頼できると判断すること。 
また、世間が与える、そのような評価。   
「―を失う」「―の置けない人物」「店の―に傷がつく」

 3現在の給付に対して、後日にその反対給付を行うことを認めること。
  当事者間に設定される債権・債務の関係。
  「―貸付」
 

しんらい【信頼】
[名](スル)
 
信じて頼りにすること。頼りになると信じること。また、その気持ち。   「―できる人物」「両親の―する」
 
引用:デジタル大辞林より
 
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調べることは時として更なる謎や混乱を生みますね。(笑)
信用の説明の中に信頼って出てきてるし、信頼の説明が「信じて頼る」「頼って信じる」とかですし。
 
とはいえヒントもあって
 
 
【信用】
行為・業績・債権など根拠があり、そこから判断
 
【信頼】
そういう気持ち
 
 
僕の見解ですけど
 
信用→信じて用いる
  →上下関係がある過去の物的根拠を見ている
 
信頼→信じて頼りたいと思う
  →上下関係はなく今現在や未来を見て気持ち的につながっている
 
 
 
感じでしょうか。ビジネス上においては、信用の上に信頼が成り立つ
感じがしますが親子関係・夫婦関係そして師弟関係などにおいては、ただ信頼できるかどうか
が重要だと思います。
 
いかがですか?
あなたの親・もしくは子ども、あなたの夫・妻やパートナー、あなたの師匠や弟子たちを
信頼できていますか?
 
今日はここまで。お読みくださってありがとうございました。