なんでも指針を明確に

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前回ブログからの続きです。
 
3日、3週間、3か月3年…
 
学習したり、習得したりするときによく聞く
「3の法則」は
そうとも言えるし、そうとも言えない
というのが僕の結論。
 
もっと短くできるかも?とも、もっと長く続けようよ!とも思うからです。
そして、これからも「3の法則」は、使う時もあれば使わない時もあると思います。
 
使う?使わない?というふうにブレている、というよりは明確な指針がある感じです。
今日はその指針についてお話したいと思います。
 
 
その指針は…
「使ったほうがいい時には使う」です(笑)
 
例えば
サポートしていた東京学芸大学の女子ラクロス部。
大学からラクロスを始める新1年生。
クロス(棒の先に網がついてる道具)を使って
パスしたりキャッチしたり地面のボールを拾ったりするわけですが…
 
そんな彼女たちには
「最初はうまくいかないかも。とはいえ、プレーを3週間一生懸命やったら絶対できるようになるし、3か月後にはすごくうまくなるよ! ほら、みんなの先輩たちだって…」
 
と言って今の上級生が
 
 「入部したてのころ」と「夏の試合のころ」のビデオを見せて「そうなんだー」と思ってもらおうとします。
 
一方で、新しく何かを始めてはや3か月。
なのに全然結果も出ないしイイ感じに進んで
 
「3か月の次は3年だから
 
 
とは言わないほうが多いと思います。
 
 
 
と、
ますね。
 
「今までやってきてどうだった? 良かったことは?頑張ったことは?」
 
っていうのを聞いてから
「じゃあ、どこかを少しだけでも変えるとしたら、どんなことが変えられそう?」
「いいね!まずはそれを1週間続けてみて。で、どうだったか観察してみて」
 
と伝えます。
 
 
「使ったほうがいい時には使う」
言い換えると
 
相手に起こってもらいたい
 
 
 ◇感情的な変化
 
 ◇思考的な変化
 
 ◇行動的な変化
 
 
に合わせて、使う通説や話す事例を変えるって感じです。
…当たり前のことのようで恐縮ですが(笑)
 
あらかじめ将来どうなるかを目指して、いま目の前のことをしようよということを
感じてもらいたかったら「ホテル王、ヒルトン」の話をするかもしれないし
やっぱり人に興味を持って接することが大事だよ、ということを感じてもらいたかったら
「マザーテレサの『愛の反対は無関心』」の話をするかもしれません。
 
※ちなみに…《ホテル王がベルボーイからスタートした》というヒルトンの話も、《愛の反対は無関心》と言ったマザーテレサの話も、実は根拠も裏付けもないそうです。
自伝書の中にはヒルトンがベルボーイをやっていたという記載はないし、そう書いた記者もいなければ、記事もありません。マザーテレサに至っては、ある理由から日本だけで語られている名言だという話も…その話はまたいずれ(笑)
 
なのでこれからも様々な
通説・逸話・名言・事例・体験などを、その時々や人に合わせて使っていくと思います。