どんな「場」を用意するか

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前回ブログの続きです。
研修やセミナーの中で僕が意識しているベースとなる想い・考え方は以下の2つです。
 
◇場を用意する
 
◇コツを伝える
 
その1つ目の「場を用意する」について、もう少し書いてみようと思います。
 
今まで意見を言っても通らなかったり、正解を言う必要があったり
何かを言ったらそれをやる責任を強制的に負わされたり
現実的な案しか言えない空気感だったりする環境だと
なかなか思ったことを率直に言えないですよね。
 
チームビルディングでも、コミュニケーションでも、モチベーションでも
とにかく大切なことは
 
自分の想いや意見や考えに気づき
仲間の想いや意見や考えに気づくこと。
 
そうしたら「一緒だね、そう思ってたんだね」と気付くこともある。
そうしたら「違うんだね、そう思っているんだね」と気付くこともある。
安心安全な場とはいかに僕らが
 
・楽しく真剣に取り組もう
・1人ひとり違ってOK
・評価判断しない
・間違っている人は誰もいない
・仲間を応援する気持ち
・(内容によっては)守秘義務の順守
 
 
こういう1つひとつを体感してもらった上で、ルールとしてみんなに
了承してもらうという場があれば、下準備完了。
あとは、その時その時で必要な場に対するエッセンスを散りばめていく感じです。
 
例えば…
自己肯定感が低い参加者が多い場合
⇒今までの自分にOKが出せる仕組みづくり
 
新任管理職でマネジメントが不安という場合
⇒不安なのは当たり前、一緒に学んでいこう
 
仕事が忙しくて研修を受けている余裕がない
⇒あなたの仕事が少しでもラクになるように色々とお伝えしたい
 
部活等で2年と3年がいがみあっている
⇒ホントはみんなで良いチームにしたいよね
 
等です。
 
どんな良いことをお伝えしたとしても、場がイイ感じではなかったら
受け入れられる可能性がぐーんと低くなりますよね。
 
時間がない時ほど場づくりを丁寧に。
 
良い場を創り上げることさえできれば
参加者が元々持っている力を思う存分発揮できます!
 
そもそもですが
「この講師の言うことは信じられない」という状態だと
うまく行きそうな感じはしませんよね?
 
講師と参加者との信頼関係を構築したうえで、安心安全な場のセッティングをしましょうね!
社内とかで実施する場合は、ふだんから良い関係性を築くのが大切です。
次回は「コツを伝える」について詳細を書いていきます。